断熱気密の性能

外の暑さや寒さを遮断して室内を心地よい温度に保つことこそ、快適な住まいづくりの基本です。家の中の温度が外の気温に左右されないほど冷暖房効率を上げることができ、省エネ効果も高まります。そこで断熱性、気密性を高めるために、壁、床、天井などに使用されるのが断熱材。熱伝伝導率の低い空気を内部に閉じこめることによって、家の内部と外部とで熱が伝わりにくいようにしている建材です。


断熱材の性能や使い方には、
明確な基準があります


断熱気密性能図

断熱材は、その種類によって熱伝導率に違いがあります。壁、床、天井、屋根などの部位別に、どの断熱材を、どれくらいの厚みで使用するのかという基準を示しているのが、「次世代省エネ基準」です。この「次世代省エネ基準」とは、国が定めている『「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断基準」及び「同設計及び施工の指針」』のことで、地球温暖化防止の観点から、1999年に全面改正されました。高断熱・高気密で良質な住宅をつくり、家庭の消費エネルギーを抑えるための共通ルールになっています。メープルホームズは、この基準に則した家づくりをしています。

断熱材の主な種類

繊維系断熱材

細い繊維を複雑に組み合わせてつくられています。繊維の間に含まれた空気によって、断熱効果が得られます。ガラスや鉱物でできている無機繊維系と、木材、パルプなどの繊維を主原料とする木質繊維系の大きく2種類があります。

グラスウール

断熱材としては代表的で、現在使われている住宅用断熱材の約60%を占めています。ガラスの細い繊維を綿状に加工したもので、繊維の太さや密度によって、さまざまな性能の製品をつくることが可能。通常のグラスウールの繊維径7〜8ミクロンに比べて、4〜5ミクロンと細いものは、高性能グラスウールと呼ばれています。また、密度が高く、厚みがあるものほど断熱性能も高くなります。
グラスウールは火に強く、断熱性能あたりのコストが低いのが特長。ただし通気性・透湿性が比較的大きいので、室内外の水蒸気を断熱材内部に侵入させないようにすることが大切です。

ロックウール

安山岩、玄武岩などの耐熱性にすぐれた鉱物を高温で溶かし、細い繊維にしたものからできています。性能はグラスウールに似ていますが、特に耐熱性、耐火性の高さは定評があります。 650℃以上の熱にも耐えられますし、有毒ガスも発生しません。さらに撥水性、耐久性、防音性にも優れています。

発泡プラスチック系断熱材

ポリスチレン、ポリエチレン、フェノール樹脂など、石油製品の樹脂を発泡してから成形・加工した建材。発泡によってできた気泡構造に空気などのガスを閉じこめることで、断熱効果を発揮します。一般的に、グラスウールなどの繊維系断熱材に比べて、断熱性能が高いのですが、火に弱く、紫外線で劣化する性質もあります。

ポリスチレンフォーム

一つひとつの粒の中に独立した気泡構造を持つ「ビーズ法ポリスチレンフォーム」いわゆる発泡スチロールと、ポリスチレン樹脂に発泡剤を添加し、連続して押し出すことで発泡させ、板状に成形する「押出法ポリスチレンフォーム」の2種類があります。ともに軽くて水や湿気に強く、耐圧性にすぐれています。

硬質ウレタンフォーム

ポリウレタンフォーム樹脂を原料としています。板状に加工・成形したもののほか、現場発泡もできるので、施工が難しい箇所に使用されることも多い建材です。気泡には、空気の約1/3と極めて熱伝導率が小さいガスが含まれ、特に断熱性能にすぐれています。

断熱材の熱伝導率

住宅用グラスウール断熱材(10K) 0.048W/mK
高性能グラスウール断熱材(16K) 0.036W/mK
住宅用ロックウール断熱材(マット) 0.036W/mK
押出法ポリスチレンフォーム保温板(2種) 0.029W/mK
硬質ウレタンフォーム保温板(2種1号) 0.022W/mK

※「建築材料の断熱性に係わる性能値の公表について」通商産業省より

水発泡断熱材について

すぐれた性能と機能で定評のある
「水発泡断熱材」を推奨しています

ポリイソシアネートと高分子樹脂を混ぜてスプレーすると、膨らんで99%の空気と1%の原材料からなる高発泡の断熱材となります。メープルホームズは、断熱材としてこの水発泡吹き付け断熱システム(アクアフォーム、アイシネンなど)を推奨しています。シックハウスの原因とされる有害物質の排出を抑え、カビ・ダニの発生原因とされる壁内結露の完全防止や、空気循環・気密性の確保など、優れた諸性能を実現します。

※現場発泡のため、多少のばらつきもありますが、必要な厚さは確保されます。

水発泡吹き付け断熱システムの特徴

断熱性能が高い 断熱性能が高く熱伝導率(k)0.034〜0.035(W/mk)を誇ります。
気密性が高い 組み立てられた壁に現場で直接吹きつけるため、高い気密が保持されます。
有害物質の心配がない 有害なホルムアルデヒドやV.O.C(揮発性有機化合物)などの排出がなく、アメリカの肺ガン協会や日本のシックハウスを考える会などから推奨されています。
壁内結露の心配がない 水発泡吹き付け断熱システムは水蒸気の透湿性が非常に低いため、壁内結露の心配がありません。

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